デザイナーとジャーナリストの共通点

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 もう8月。大学院生活も4カ月が過ぎました。

 7日には、修士論文の最初のポスター発表が終わり、緊張から少し解放されつつあります。

 8日は、以前から約束していたグラフィックデザインスタジオのメンバーと4日から始まった「ヨコハマトリエンナーレ2017」に行くことに。

 なんだか、学生っぽい! 

 滅多に乗らないみなとみらい線で横浜に行くなんて、夏の出来事っぽい。

 (仕事でイベントの取材に行くと、記事を書かないといけないと思うがあまり、なかなか楽しめない。あぁ、学生っていいわぁ。)

 

NDCグラフィックスからの景色

 

 会場にいく前に、スタジオの菊竹雪教授のアテンドで、デザイン会社「NDC Graphocs Inc.」へ。観光庁のシンボルマークや神奈川新聞のロゴや天気図のデザインなどを手がけ、マッキントッシュをいち早くデザインの現場に持ち込んだパイオニア的存在です。

 

 中川憲造社長との話で「デザイナーとジャーナリストの共通点」が話題になりました。

 形のないものに形を与える。

 事実を見つけて、どう料理していくか。

 という点で似ているというわけです。

 

 私も大学院でグラフィックの授業を受けながら、似たようなことを感じていました。

 

 渋谷駅で工事中の白囲いにデザインを完成させるクラスでのこと。

 

 一つのデザインを作るために、現地を歩き回り、歴史を調べ、インタビューをし、トレンドを調査し、その街にどんなメッセージを伝えるか、何を訴えるかを考え抜き、デザインに落とし込んでいきました。

 

 記者の取材プロセスと非常に似ています。

 

 表現方法が違うだけです。

 もしかしたら、お互いの融合が進めば、全く新しいメディアが生まれかもしれません。

NDCグラフィックスの万国橋SOKOのおしゃれなオフィス

 インフォメーションデザインの話題にも。

 人が亡くなるような大事件が起きた時、日本の新聞は白ヌキの見出しで、「大」事件を数字に落とし込んで表現しますが、他のデザイン方法もあるのではないかという提案です。

 写真、レイアウトでより効果的に伝えられる可能性はあると思います。

 

 ただ、最近思うことは、私たちの認識は、接しているメディアに大きな影響を受けます。

 もし、別の手法を考えられるとしたら、まずは接するメディアをもっと多岐に持つ必要があるはずです。

 新聞と同じくらい他のメディアのことも好きになって詳しくなることから始めなければならないのではと考えます。

ヨコハマトリエンナーレのガイドブック

 

 結局、トリエンナーレは横浜赤レンガ倉庫しか見られませんでしたが、国境、紛争、ポピュリズムなど、政治や社会問題が作品に深く反映されていましたし、赤レンガ倉庫という空間も含めて、見せるための全体のデザインも満足でした。

 何を訴えようとしているのかをじっくり考えながら見ていたら、すっかり夕方に。

 個人的には、宇治野宗輝さんの作品、もっと見たかった。

そして、デザインがとても好きになった1日でした。

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