「記者の未来はどうなるの?」 4年前の私が考えていたこと

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ハフィントンポスト、ご存知ですか?

私、社会部からデジタル部への異動希望を出した4年前、正直知りませんでした。

お恥ずかしい。

今でこそ、デジタルで記事を配信していますが、TwitterやFacebookをやってる程度で、ネットの知識もほとんど持ち合わせていませんでした。

それほど無知な私がなぜ、紙からデジタルの世界に飛び込むことになったのでしょうか。

記者としての今後の働き方を考え始めたのは、入社して6年たったころです。

社会部の仕事が充実していて、やっと記者という職業が楽しくなってきている時期でした。

今、振り返るときっかけは2つ。

 

小学3年生からSMAPのキムタクのファンで、テレビをよく見て育ちました。

わかってくるのは、テレビに出る芸能人の入れ替わりは激しくて、特にアイドルで息長く活躍している人は一握りだということ。

生き残れる人と残れない人の違いはなんだろうとテレビを見ながらよく考えていました。

その答えのヒントは、懐かしの芸能人を振り返るテレビ番組や、長年活躍している人の雑誌のインタビューにありました。

売れている時に、何かしら勉強したり、努力をしている人だけが生き残っている、もしくは別の業界に行っても活躍していることがわかってきました。売れていることに満足していると、時代が変わった時にそれに対応できなかったり、世間に飽きられたりしてしまいます。

充実しているの時に、ちゃんと自分に投資をすることが今後の働き方につながります。

芸能人を見てそう考えていた私も、6年目の今、働き方を考える時期が来たなと思いました。

もう一つは、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授が書いた本を読んだこと。

その中で、ジャーナリストを目指す子どもに対して、その道は選ばないほうがいいと伝える描写に加え、紙媒体が衰退し、デジタルの時代になっていくこと、ジャーナリストがもらえる給料は細っていくということなどが書いてありました。

私が入社したのが2007年。新聞の発行部数は減っていくと言われていましたが、私の働いている間は、部数はそれほど変わらないだろう、なんとか維持されると高をくくっていました。

でも、2007年にiPhoneが発売され、2010年ごろからスマホが普及し始めると、状況が変わっていくような、メディアのあり方が変わりそうな感じがありました。

総務省の情報通信白書を見ると、2010年から13年のわずか4年で世帯保有率が6割を超えています。

スマホの世帯保有率の推移

その状況になっていることを踏まえて、この本に出合ったのが2013年。

今、メディアが変わる真っ只中で働いているんだとようやく自分ごととして捉えられるようになったのです。

 

私もそのころには、スマホを使っていましたが、パソコンからネットにアクセスしてニュースを読むのとスマホでは全然違います。

これまでパソコンを開かないと読めなかった文書やPDFが、ポケットに入る大きさのガジェットでチェックできるわけです。

文章量や情報量の多いニュースや解説であっても、手元のクリック一つでサクサク読めます。

仕事のメールもすぐに返せます。

たくさんのSNSにアクセスできます。

仕事をする上でも、日常の生活でも、欠かせないツールでした。

あぁ、次の時代のメディアの世界を知らなければ記者としてやっていけないかもしれない。

気づくのが遅すぎた。

時代が変わるのはあっという間です。できるだけ早めにメディアのことを学びたい。

一人、不安になりながら、異動を希望しました。

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