文章ってどう書くの? 苦手な学生と超得意な人向け 書き方本の紹介(1)

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書くことを生業としていますが、書き方についての本はそんなに読んだことはありませんでした。

もちろん、時間があればサラっとめくることはあります。

記者になって毎日、仕事で原稿を書いて、添削を受けていると不思議と書けるようになっていきます。

私自身が元々、書くことにそんなに抵抗がなかったこともあると思います。

ただ、書くことは訓練のようなもので、個人差はありますが、長く見積もっても数年経てば形にはなるものです。

記者もみんな最初から書けるわけではありません。私も成長途中です。

 

最近読んでた書き方本。愛おしい

記事を書くことに慣れてくると、頭の中で勝手に原稿が出来上がってしまうという特殊な力も生まれていきます。

取材をしながら、30行くらいの記事で収まるな、

写真は2枚ないと原稿として成り立たないな、

これは切り口勝負か、

と瞬時に判断できるようになります。

 

逆に、取材をする前にある程度の知識があれば、原稿がほぼ出来上がってしまうこともあります。

こんなコメントがあれば記事としてもう十分だなとか、この事実確認は必ずやっておこうとか。

時間が無い時は仕方ないですが、それはあまり良いプロセスではないし、面白味もないので、

自分なりのインサイトを探しながら取材をするというミッションを自分に課します。

 

しかし、この直観力は大事だけれども曲者で、どうやったら書けるようになるのか、

きちんと説明できる人はそう多くないと思います。

そんな書くことについて、どのような手順を追えば書けるようになるのかを最近、丁寧に因数分解していました。

まだ作業の最中なのですが。今、参加しているローカルジャーナリストガイドのプロジェクトで今後、紹介する予定です。

 

いい機会に恵まれて書き方本を結構読んだので、恐縮ですが、いくつかピックアップして、書く技術のレベルに合わせて本を紹介していきたいと思います。

今回は、次の2冊です。

「書く力」は勉強になるところが多く、付箋があふれている状態

 

*書くことが苦手な人向け。書くことに悩む学生にもオススメ

 

「知的文章術 誰も教えてくれない心をつかむ書き方」(外山滋比古著)

 

書くことにも準備運動が必要です。

本書は、書くことに対する心構え、イメージの掴み方を分かりやすく解説してくれています。

タイトルには、「心をつかむ書き方」とありますが、書き方というよりは、こんな文章面白いよね、読みたくなるよねという、文章の楽しさを教えてくれます。

章ごとのテーマも非常に分かりやすい。

「まねてみる」「『名文』を読む」「つなぎ」「初めが勝負」

など、ストレートです。

パラパラめくるだけで、字も大きく、ひらがなが多いな、平易だなという印象を受けるので、文章を読み慣れていない人でも読みやすいはず。

論文を書くことに悩む学生の質問に答える箇所も複数でてくるので、文章をどう書いたらいいのか分からない学生にもとっつきやすい構成です。オススメです。

238ページありますが、1~3章まで読めば十分。本体価格650円で、手頃な値段なのも嬉しい。

文庫本で力まず、サラッと読めるでしょう。

 

*書く仕事をしている人向け

 

書く力 私たちはこうして文章を磨いた」(池上彰・竹内政明著

 

分かりやすくニュースを解説してくれる池上彰さんと読売新聞の「編集手帳」を書かれている竹内政明さんの大御所の対談本です。

書き方を学ぶというより、ニュースの世界で仕事をする人がどんなことを考えて原稿を書いているのか。

そんな疑問に答えてくれる本です。

書くこと、伝えることをエンターテイメントとして捉えるとさらに面白く読めるでしょう。

ニュースの裏側に興味がある人は特に。

名文も多く紹介されていて、文章というものに対する視座は広がります。

 

ただ、書き方を学ぶことに関しては、すでに書く仕事に就いている人に向けです。

実践ですぐに役立ちそうな技術が散りばめられています。

言葉選びや文章センスをグッと上げられる内容だと思いました。

 

 「『笑って欲しい原稿』というのは、淡々と書かなければいけない」

「『読者』によって、あるべき姿が変わっていく」

 

テクニックのレベルとしては正直、高度。

美しくてため息レベルでした。

下手に真似すると火傷しそうな内容も多く出てきます。

 

また続きは改めて紹介しますー。

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